25話 #nahive2qgpj02j4i

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パンチのくず

(たぶん寝る前に見たシリアのドキュメンタリーの影響だが)二列になって並ぶ聖歌隊のような女性たちと、その並び上に同じように列を作ってラッパ銃を構えている俺たちがいて、俺はその中で彼女たちに近い側の二番目に立っている。俺たちはみな、銃を彼女たちに向けて撃つよう強いられ、さんざん抵抗した挙句、結局あらがえず銃を撃つと、中から(紙に穴をあける)パンチのくずが大量に飛び出して舞う。これが自分に大量に降りかかってくる。この丸い一つ一つが、実弾なら自分に空いていたはずの穴である。

全域を白い屋根に覆われ、腕のように伸びる埠頭がいくつもある港にある警備員の詰所で何人かの仲間とくつろいでいると、警報が鳴り、部屋の面子の最年長の男が様子を見に外へ出る。しばらくして俺も出て、彼が見知らぬ男を手荷物検査で引っかけているところを横目に港から誰かの家に行くと、そこが荒らされていたか荒らされていなかったか定かではないが、何かの箱を発見した。それを開けてみるとプラスチックのブーメランのようなものが3つ入っていて、カラフルにそれぞれ緑、青、ピンクに色がついている。ピンクのものは他のものより一回り小さい。これらは特殊な効果を及ぼす武器で、人に奪われないよう気をつけなくてはならないと忠告を受ける。3つとも持って空港へ戻るが、ピンク色の武器だけはその効果もたかが知れていて、邪魔だという印象だった。