25話 #nahive2qgpj02j4i

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円い広場を、柵によって境界を決められた歩道がぐるりと囲んでいて、その一部が欠けて、(地勢的なというよりは政治的な)上へとつづく広い道になっている(この広場はどんづまりになっているから、一番下に位置する場所となる)。そこに軍隊の一隊がいて、柵の一部分に火を放つとそれは予想外の勢いで左右に拡がり、やがて柵のすべてが炎をあげ、反乱がはじまり、彼らは大挙して上へと向かう。勝負はすでに決したものと考えられているらしく、勝利の花火が打ち上げられ、それは柵を越えさらにその外を囲む樹々を通りこした所で爆発した。低い弾道だったのでそれに巻き込まれて無辜の一般人も負傷した。