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25話 #nahive2qgpj02j4i

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海を渡って霧深い夜の波止場に到着。ドラム缶で火が焚かれている。足元は木肌の色の不揃いのモザイクになっている。俺を待っていたらしい老人たちに歓迎される。ひとりの老人が手書きの地図の描かれた古い看板を指さしここから何かの施設へはとても遠いのだということを愚痴るように説明する。たしかにその道程は面倒そうでそうだねと言うけれど俺はもっと厳しい道を昔かよっていた。

水を張ったふたつの大きな壺の一方にマイタケを投じるとじきにもう一方にもマイタケの芯のようなものが生じすぐにマイタケの立派な一株になる。元の方に浮んでいるマイタケを取り除いても同様にまたマイタケは生えてくる。これを無言で説明する老婆はつまりこの茸の繁殖力を俺に説きたいのだった。

大きな緑色の丸い生命(たぶんスーモ)に会うので手土産に緑のテニスボール程度に小さい玉を携えてきた。本来なら二つあるべきだし相手もそれを欲していたのに箱をあけるとひとつしかなかった。

これらの諸々の建物から凱旋門をくぐって帰っていく建物の床はやはりモザイク状でまどマギ劇場版の広告になっている。部屋では皆(といっても二三人)が泣いている。俺は泣く状況に乗り遅れたらしいと思ったがそれはまだのようだった。ポケモンエンピツが配られる。俺はかくとうタイプが欲しいといってるのに寄越されない。