『魔女っこ姉妹のヨヨとネネ』

みたー。導入の空中シーンから感激に泣きそうなほどで、そのまま最後まで余計なことを考える暇もなくずっと没入していた。ホウキやその類型にまたがり空を飛ぶシーンとか、終盤ちかくの迫りくるカタストロフィとか、よかったが、どの点をひとつひとつ取りあげてみても面白かったというくらい、気合いが入っていたと思う。とにかく映像がすごくて（というと過剰に期待をあおっていけないと思うが）、それで俺はこの世界に賛成だ！ という気分に否応なくさせられる。キャラクターについても姉妹の喋り方とか、あのおばさんの周りに漂うあれは……月じゃないっすか！ とか、そういえば呪いのかかった、あの脚とか、いちいち琴線に触れるのだった。エレベーターホールの会話のシーン、声の響き方がホントにマンションの四方をコンクリートに囲まれた感じで、すごかった。

映画館にはアイドルマスターアニメ映画のカンバンやらラッピングがあり、可愛いと思うのでよかった。（小並感。）観客は他に3人ほどいたが前の小デブふたりは終わるや否や的外れな論評を言いあっていてあきれた。仲間うちで賢く見られたいだけの集団オナニーに満足している豚に俺はなりたくないのである。そういうのは独りきり、自分のチンポに向かって囁くんだよ。俺みたいにな。