読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

25話 #nahive2qgpj02j4i

有料メルマガ「おれの25話」から厳選トピックを無料公開

体育館のステージに音楽が流れてきれいな照明があたり人々が踊り出す、そこで何かの戦隊のひとりであるおれもパフォーマンスを行うことになっているようだったのだが何も知らされていないのでおれは友達や先生が楽しそうに歌い踊るのを見ていることしかできない。すねるようにしておれはその場を離れて校内をぐるりと回るように歩きだした。そのとき別にそんなことしなくてもよかったのに40キロほど(これはおれには80キロほどにかんじられる)の重さのある金属製の甲虫の頭のような何かを体に覆いかぶせるようにして引きずっていった。ゴミの山を登っているところでケータイを落としたことに気づいて辺りを探したが見つかったのは同モデルの他人のものだった。Androidのロック画面がアップデートされたらしくパターンではなくてcut-the-rope(ロープを切る)アンロックになっている。これがもはや鍵というよりはただのパズルなのでおれは怒る。マイアンドロイドドットコムのようなサイトにノートパソコンからアクセスしてケータイの位置を確認すると近くの建物の中なのでひと安心する。隣にいた女(母親?)が画面を見てこのBってのはなんなの? と聞くのでこれはサイトのアイコンで、よく見るとBじゃなくてKだ。Kというのはアドレスバーを見れば分かるとおり、キンドルのKだよ。と説明したが、たしかにアドレスがキンドルドットコムになっていて、おかしい。どうやらリダイレクトされたらしい。画面がビカビカッと光って、おれのケータイを表す画像が変わる。男が、あー、いまダブル××(覚えていない)されましたね。という。つまり認証を突破されてしまったらしいと知る。