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25話 #nahive2qgpj02j4i

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受活! 受活! 『愉楽』を読んでいる。この前の約束どおりに図書館に行ったおり、 借りてきた本の一つだ。先日、飲み会の帰りに、鞄の中に入れた本がもう一冊の専門書のほうだとばかり思って、 ああこの酩酊した頭で読みたい本ではまったくねえなと惜しんでいたんだが、鞄に手を突っ込んでみるとこの本が出てきたのだった。 思い出せば今日は飲み会だから小説を持って帰ることにしよう、といつもの本と入れ替えたのもおれであった。なんという慧眼か!

レーニンの遺体をロシアから買って地方の活性につなげるために、中国の辺境の、障害者ばかりの村から絶技を持った者たちを選りすぐり、絶技団を結成して金を稼ごうとするという話で、おれの好みの本であることは明らかであった。図書館で借りられる本を慌てて探したものなので、ウィッシュリストに入れたときの期待感を完全に復元できてはいなくて気持ち五割程度のスタートだったけど。

前情報としてレーニン云々は知らなかったし絶技団は反権力だと思いこんでたけどむしろ従属していた。

いま40%ほど読んだところ。章も節も註釈の番号も、すべて一、三、五 、……と奇数だけから構成されており、なんか仕掛けがあるのか、ただ遊んでいるだけなのか、中国においては意味のあることなのか、まだわからない。註釈はくどい話と銘打たれて過去のことを語るが、これがひとつの節にもなっていて、註釈にまた別の註釈がつき、過去がまた別の過去を呼び起こして、進行中の絶技団と村の頭の物語の裏になっている。

長い本だけどカタルシスはあるのか。わかんねえな。