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2016年をよかったasinで振り返る

今年も精神の貧困な年であった。そもそも記録がしてないんだもの。記録がてら思い出し思い出ししつつ書いてみる。また今年は古本にシフトした年でもあった。貧乏性なので新品が汚しづらいんだよなあ。ブックオフの購入履歴もみないといけないのだった。 炎と茨の王女 炎と茨の王女 (創元推理文庫)作者: レイ・カーソン,杉田七重出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2013/12/21メディア: 文庫この商品を含むブログ (7件) を見る http://25.hatenadiary.com/…

『プライベート・ライアン』

プライベート・ライアン (字幕版)発売日: 2013/11/26メディア: Amazonビデオこの商品を含むブログを見る ノルマンディー上陸作戦なのね。冒頭の戦闘シーンが凄まじかった。人がゴミのように死んでいく姿である。ほんとひどい、戦争って! と思いながら見てたけどこちら側が優勢になるといいぞもっとやれ、となるので安いなー。

『英国王のスピーチ』

英国王のスピーチ (字幕版)発売日: 2013/11/26メディア: Amazonビデオこの商品を含むブログを見る 起伏や感動が激しいわけでは決してなかったが、見てみてよかった。ラジオ放送の発明により王族は国民のご機嫌とりを強いられるいわばとらわれの身であった時代に、吃音者が王になることの苦悩を描いている。これがイギリス英語版かーと思うような can の発音。史実ベースなんだがチャーチルほか各重要人物の関係が頭に入ってないので惜しい。ラストは世界大戦の布告に際した国民の士気高…

『グランド・イリュージョン』

グランド・イリュージョン (字幕版)発売日: 2014/03/20メディア: Amazonビデオこの商品を含むブログを見る 最近長距離移動がおおく、アマゾンプライムビデオやらで映画を見てる。その中のひとつ。ケータイにダウンロードできるんで便利なんだよね。 あっと驚く結末のようなものを求める安い気持ちで見てしまったけど、その点はそれほどでもなかった。細かいポイントポイントは面白く、冒頭のシーンは素直にスゲェと思った。あとアーサーにメンタリズム? を仕掛けようとするシーン。あそこ…

伊藤正臣『片隅乙女ワンスモア』

片隅乙女ワンスモア (1) (バーズコミックス)作者: 伊藤正臣出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス発売日: 2014/07/31メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 片隅乙女ワンスモア (2) (バーズコミックス)作者: 伊藤正臣出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2015/01/24メディア: コミックこの商品を含むブログ (2件) を見る 女の子が意中の男に告白「される」ために、夏のある期間を繰り返す話。失敗すれば町が海に沈むことになっているものの、タイ…

永椎晃平『星野、目をつぶって。』

星野、目をつぶって。(1) (週刊少年マガジンコミックス)作者: 永椎晃平出版社/メーカー: 講談社発売日: 2016/07/15メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見る 星野、目をつぶって。(2) (週刊少年マガジンコミックス)作者: 永椎晃平出版社/メーカー: 講談社発売日: 2016/09/16メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る いやーまじ最近読まない・読んでも書かないがひどくなってきていてよろしくない。ってことを毎回冒頭に書く…

例のアイドルマスターのクソゲーをプレイした!

アイテムガチャ&重複ニコイチでレベルアップという近年ソシャゲで一挙に市民権を得たシステム。万全!この恥知らず!造形に改訂が入ってよりアニメめいた見た目になっていて、すごい。可愛い。とにかく最初のアンコール(ゲームパート終了後の観賞パート)で×ボタンを押したら投げキッスしてきて真可愛い。真はホントに投げも寝技も行けるなあ〜。重ね重ね思い出すのは、アーケード――まだプレイ中ですが――じゃ真がニッコリと目を細めて踊ることなんてなかった、その真がこの生き生きとある!といういつも通りの…

小塩隆士『効率と公平を問う』

効率と公平を問う作者: 小塩隆士出版社/メーカー: 日本評論社発売日: 2012/01/20メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (5件) を見る 経済学はCourseraかどこかでミクロ・マクロそれぞれ3回ほど履修しまだ修了できてないおれですけど。経済学は意外に公平性のことも考えてるんですよって話から始まり、現在の日本が抱えているいくつかの問題について、経済学の視点から解説している。もっと経済学一般の抽象的な話が書いてあるのだと思ってたけど、…

湊かなえ『告白』

告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)作者: 湊かなえ出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2010/04/08メディア: 文庫購入: 31人 クリック: 1,085回この商品を含むブログ (480件) を見る 担任するクラスで自分の娘を死なせてしまった女教師が、卒業式の日、クラス全員を相手に仕掛ける断罪! 複数の生徒たちの視点を交えながら事件の真相が次第に明らかにされてゆく……。みたいな話を期待して読んだんだけど、ミステリじゃないし、なんか子供じみた復讐のお話(犯人に…

閻連科『愉楽』

愉楽作者: 閻連科,谷川毅出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2014/09/26メディア: 単行本この商品を含むブログ (22件) を見る 受活じゃあ! 忘れられた片輪たちの村の住人がその絶技でもって権力に抗う、そんなストーリーを想像していたがぜんぜん違ったね! むしろ権力に利用される彼らであり、利害の一致はあって協力関係と言ったほうが良いか。若き時分、村に「革命」をもたらし、同時に災いも呼び込んだ過去をもう老女と、村の障害者たちを使ってサーカス団を結成し金をかせぎ、…

受活! 受活! 『愉楽』を読んでいる。この前の約束どおりに図書館に行ったおり、 借りてきた本の一つだ。先日、飲み会の帰りに、鞄の中に入れた本がもう一冊の専門書のほうだとばかり思って、 ああこの酩酊した頭で読みたい本ではまったくねえなと惜しんでいたんだが、鞄に手を突っ込んでみるとこの本が出てきたのだった。 思い出せば今日は飲み会だから小説を持って帰ることにしよう、といつもの本と入れ替えたのもおれであった。なんという慧眼か! レーニンの遺体をロシアから買って地方の活性につなげるた…

遅塚忠躬『フランス革命―歴史における劇薬』

フランス革命―歴史における劇薬 (岩波ジュニア新書)作者: 遅塚忠躬出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1997/12/22メディア: 新書購入: 17人 クリック: 110回この商品を含むブログ (36件) を見る 著者はフランス革命を人類史上の偉大であり悲惨でもあり、かつそれらが分かちがたく表裏一体であった出来事であるとする。その意味でフランス革命は劇薬であり、その観点からフランス革命の軌跡を辿り、論じる。 レーベルは岩波ジュニア新書で、高校生向けに書かれているのがよく…

榎屋克優『ミッドナイト・ウォーク』

ミッドナイト・ウォーク作者: 榎屋 克優出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2013/10/16メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る Kindleで。どん底とかホラー的でもないが暗い雰囲気の絵、グロテスクもないが厭な感じの話でちょっと気分に合わなかったよ。表紙は爽やかめの感じだったのに……と思ってたけど今見たらキラーコンドームも顔を出してるな。作者が大学生の頃に描いたという初期の短編集であるので粗さと熱さをはらんでいるのは感じる。

レイ・カーソン『炎と茨の王女』

炎と茨の王女 (創元推理文庫)作者: レイ・カーソン,杉田七重出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2013/12/21メディア: 文庫この商品を含むブログ (7件) を見る 突然異世界ファンタジーを読みたくなることがあって、まとめて何冊か買ったうちのひとつ。三部作の一、という感じのヤングアダルト。面白いのは主人公の少女が肌は褐色、体型はぽっちゃりというかでぶだという点か。それでも、砂漠の過酷な長い旅を経て体型は改善されちゃうのだけど……。思うのはおれはこういう長い旅のシー…

田尾典丈『ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!』

ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! (ファミ通文庫)作者: 田尾典丈,有河サトル出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2009/01/30メディア: 文庫購入: 16人 クリック: 76回この商品を含むブログ (76件) を見る 愛するギャルゲーの世界を願い、超常的な力によってヒロインたちを現実世界に呼び出し、自らも(ギャルゲーの)主人公のポジションに収まることとなった主人公。美少女たちに囲まれて幸せで安寧な日々を遅れるのかと思いきや、各ヒロインのシナリオが進行しつつあっ…

野矢茂樹『はじめて考えるときのように―「わかる」ための哲学』

はじめて考えるときのように―「わかる」ための哲学的道案内作者: 野矢茂樹,植田真出版社/メーカー: PHPエディターズグループ発売日: 2001/02メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (11件) を見る ものすごく昔に買ったおぼえがある。たぶん大学生協とかで売っていたのを見かけて、読むと格好いいかなとか思って買ったのじゃないだろうか。10年以上開いてなくてひどい体たらくだ。 考えることとはどういうことか、からはじまるエッセイのようなもので、口語で文体を…

村上隆『芸術闘争論』

芸術闘争論作者: 村上隆出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2010/11メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 123回この商品を含むブログ (34件) を見る 村上隆って完全にイメージでしか知らなくて、なんかオタク文化を剽窃した現代アートで高値つけてるひとでしょ……くらいにしか思ってなかった。表舞台に顔を出さない人だと思ってた。そりゃお前の観測範囲にほかならないであろう、なにも情報に接してないのにこれだけの想像を作り上げてるのは異常と言われてもしょうがない。異常である…

大川ぶくぶ『ポプテピピック』

ポプテピピック (バンブーコミックス WINセレクション)作者: 大川ぶくぶ出版社/メーカー: 竹書房発売日: 2015/12/07メディア: コミックこの商品を含むブログ (4件) を見る よくみたらクソむかつく「ポプテピピック」LINEスタンプ発売 - コミックナタリーで知って興味をもって、ウェブ版を読んだらだいたい面白かったので購入。不条理ギャグっぽいがそうでもなく、ただコンテキストが明示されてないというだけだと思う。 こういうのってつまんないのが少し紛れると、それがほ…

平田オリザ『幕が上がる』

幕が上がる (講談社文庫)作者: 平田オリザ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/12/12メディア: 文庫この商品を含むブログ (19件) を見る 『ラジオ版 学問のススメ』というポッドキャストの平田オリザの出演回をたまたま聴いて知った。 ストレートな青春小説ってのは久しぶりで、最後に読んだのは『武士道シックスティーン』だったかな……。これは演劇部の高校生たちと、彼女らが臨む一年に一度のコンクールをめぐる話。まともに顧問のつかない演劇部てのは地区大会でボソボソとファ…

ヒロミ・ゴトー『コーラス・オブ・マッシュルーム』

コーラス・オブ・マッシュルーム作者: ヒロミゴトー,Hiromi Goto,増谷松樹出版社/メーカー: 彩流社発売日: 2015/06/25メディア: 単行本この商品を含むブログを見る カナダの日系移民3世であり英語しか分からない孫と、日本語しか喋らないオバアチャンとの、物語を通じたつながりが本の中心になっている。本文の中に太字で現れる「ムカーシ、ムカーシ、オオムカシ……」で物語が語られはじめ、いきなり婆さんの悪態ではじまるので、この本は面白いに違いない! と本屋で冒頭2ペー…

鈴木小波『ホクサイと飯』

ホクサイと飯 (単行本コミックス)作者: 鈴木小波出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2013/10/22メディア: コミックこの商品を含むブログ (10件) を見る 『ホクサイと飯さえあれば』のほうがアマゾンにおすすめされていた。数年の時を経ての続刊ということで興味持ち前作らしいこちらを購入。 表紙の子がホクサイで、女の子に見えるが男の後輩。彼が先輩に飯を作ってくれる……って話だと思ってたけど違ったね。これはちょっと昔のだけど、ひとりグルメ漫画は最近よく見る印象。自分で真…

2015年をよかったasinで振り返る

うーん。今年はホントに読んでない……。それ以上に感想書いてないのでなんか振り返るって感じでもないんだけど。なんだかんだ言って去年はそこそこ良い感じに読んでたみたいで、まあ今年はいろいろあったな。今年を振り返る時間もないので飛ばしていくぞよ。 社会学入門一歩前 ★★★★★ ちくま『高校生のための〜』のどれかに採用されていたもの。社会学とはこういうことかと唸った。自分の周辺の現象やありさまについて、その構造とか力学を看破する格好良さのようなものを感じて、おれが求めていたのはこうい…

橋本幸士『超ひも理論をパパに習ってみた 天才物理学者・浪速阪教授の70分講義』

超ひも理論をパパに習ってみた 天才物理学者・浪速阪教授の70分講義 (KS科学一般書)作者: 橋本幸士出版社/メーカー: 講談社発売日: 2015/02/27メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (6件) を見る よくなかった。超ひも理論についての簡単な解説を試みる本であり、そういう点では用をなしていると思う。重力やクーロン力の強さが逆二乗則にしたがうことから空間を3次元だとする観察や、光子が開いたひもに、重力子が閉じたひもに対応するという説明は興味深かった…

王城夕紀『天盆』

天盆作者: 王城夕紀出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2014/07/24メディア: 単行本この商品を含むブログ (10件) を見る 天盆ってこの世界の将棋のようなものである。12×12の盤の上でパワーバランスが決まる国の話だ。一般文芸かと思ったらややライトだったね。少年漫画のトーナメントシーズンをかけ足に見てるみたいで最後はアツかった。一瞬将棋をやりたくなるような、そういう知的競技の楽しさ、プレイせずともそれが分かるだけでもよいというもの、を感じはした。

ラップをかければ何度でもぶっかけが楽しめるというそれだけを取ってもエロ本はキンドルで買うのがいいよねってことで酒に酔って(こっちが本命)エロ本を1クリック購入してしまいがちな昨今、これはよかった。おれは前々からラブラブエッチが好きでそうでないとちょっと抵抗があることはみなさまご存知のことと思うがこれは安心して買ってよいです。別に妹萌えの嗜好はないけれど妹ものを手に取ることが多いのはそこに全面的な受容があるからだろうか? それとも全面的な権勢があるからだろうか。シチュエーション…